STAGE EVENT  ON 27th.July

©︎Takeshi Akiyama

13:00-13:45

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©︎Takeshi Akiyama

『きかんしゃトーマス』と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?

 

 青くて小さな「トーマス」が、いくつものトラブルや問題を切り抜けていく。仲間の機関車や客車と、時には仲たがいしながらも、力を合わせて友情を育んでいく。そんな子供向けのアニメーションだと思われている方は少なくないでしょう。それは間違いではありませんが、この物語のバックグラウンドには、イギリスが誇るべき鉄道の歴史があることを、ご存知でしょうか?

 

 世界で初めて鉄道が登場したイギリス。 1830年にマンチェスター~リバプール間を蒸気機関車「ロケット号」が走りました。世界史における鉄道の誕生です。その後イギリス全土に広がった鉄道網。そのシステムは、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本へと伝わりました。しかし現在、古い機関車や車両は廃棄され、人が乗らなくなった路線は廃線の憂き目に遭う。そんなニュースは、日本でも少なくありません。

 

 イギリスでも廃線になった鉄道はたくさんありますが、そこに代わって登場したのが「保存鉄道」「鉄道遺産」と呼ばれるものです。その数は、実に100以上。機関車も客車もほとんど動態保存、動く状態に整備されているので、誰でも乗ることができます。駅員、保線係、技師はもちろん、運転士や車掌もボランティア。運行スタッフもお客さんも、ただ鉄道に乗るために、わざわざ遠方からやってくるのです。

 

 機関車トーマスの著者ウィルバート・オードリーは、子供を対象にした機関車トーマスの根底に、古き良き鉄道遺産を現在に至るまで守り、未来に向けてその技術を継承してゆくことの大切さを伝えています。講演では、著者ウィルバート・オードリーが、いかに英国鉄道遺産を愛し、機関車トーマスに取り入れてきたかをお伝えします。

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秋山岳志

あきやまたけし

 

1963年生まれ。旅行ライター、編集者。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務、青年海外協力隊員などを経て、イギリスのブラッドフォード大学大学院に留学。在英中に出会った産業遺産、とりわけ運河と鉄道に興味を持ち、その分野での執筆を進めている。

 

【著書】

 『英国運河の旅』(2001年 彩流社)

 『イギリス式極楽水上生活』(2006年 光人社)

 『英国「乗物遺産」の旅』(2008年 千早書房)

 『イギリス「鉄道遺産」の旅』(2010年 千早書房)

 『イギリス水辺の旅』(2009年 千早書房)

 『機関車トーマスと英国鉄道遺産』(2010年 集英社)

 『自転車が街を変える』(2012年 集英社)

【編著】

 『地球の歩き方 ラオス編』(ダイヤモンド・ビッグ社)

 『女子のりもの系就職図鑑』(2008年 光人社)

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